車中泊が中心となる私、片山豊樹の貧乏ドライブ
その中の主なものをご紹介させていただきます
2006年春の東北ドライブ |
ただただ日本海に沿って北へ北へと走ってみたい・・・。そんな計画で私の住む金沢から高速道路を使わず、敢えて一般道だけを走行して北に向かったというドライブでした。 ゴールデンウイークの初日、あいにくの雨の中を金沢から8号線をひたすら北上。高速道路を使わないとゴールデンウイークの渋滞もかなり避けることができます。 朝7時に自宅を出て国道8号線を走行して10時過ぎにようやく新潟県入りしました。その後も断固として高速には入らずに海岸線に沿って7号線を北上して山形県の【鳥海】という道の駅で車中泊。何の観光も無しでただ走行していただけの一日でした。 翌朝7時には行動開始。10時には取り合えずの目的地だった男鹿半島に着いて寒風山・入道崎等を観光。雨も上がって晴天となった男鹿半島の海岸線は実に綺麗でした。ここまで来ればいくらゴールデンウイーク中とはいっても特に大きな混雑もありませんでしたし。 翌日は弘前城で「さくら祭り」を観光。ゴールデンウイーク中はちょうど桜が満開の時期です。桜吹雪の中に見える弘前城は最高ですね。しかし周辺で駐車場所を探すのはなかなか大変でした。でもそれなりの価値がありました。間違いなく見所です。 四日目は八幡平を経由して田沢湖を観光し、山形県米沢市内の道の駅で宿泊。そして最終日は裏磐梯で五色沼等をウオーキングで観光しました。 ゆっくりのんびり回っていたせいで、休みの最終日の午後となるとちょっと焦りムードとなります。翌日からの仕事を考えると帰宅するにはやはり高速を使わないと時間的に無理と分かり、結局は禁を破って会津若松から高速道路の磐越道に入り夜7時に自宅に到着しました。 |
男鹿半島の入道崎で食べたウニ丼
満開の桜と弘前城(桜祭りの真っ最中)
男鹿半島の絶景
2007年4月は山陽山陰へのドライブ |
大阪周辺の渋滞を避ける目的で午前3時には金沢を出発。北陸道から名神・中国道・山陽道と走行しましたが、やはり渋滞に遭うのはゴールデンウイーク初日となれば仕方ありません。でも昼過ぎには広島市内に無事到着しました。 平和公園と原爆ドームは広島に来る度に必ず寄る様にしています。そして原爆資料館の展示物を見ての衝撃は何度来ても変わりません。来る度に平和の尊さを実感します。 遅い昼食は当然ながら広島風のお好み焼き。そして宮島に渡って厳島神社を参拝し、山口県に入って「みとう」という道の駅で車中泊。 翌日は秋芳洞を観光した後で日本海側に出て長門市の青海島内を散策。天気も良くて海岸線は絶景でした。海鮮丼もGOOD!。あまりポピュラーな観光地ではないのですがお勧めですね。 この後は東に向かい、夕暮れの宍道湖を見て鳥取県内の「ポート赤碕」という道の駅で車中泊。翌日は鳥取砂丘を観光して舞鶴・小浜経由で帰宅しました。 この1534キロのドライブは車中泊2泊だけであり私のドライブとしては短いものでしたが、でも自分でも満足したドライブであった事から例外的に掲載させていただきました。天候にも恵まれましたし渋滞も予想していたよりはたいした事がなく助かりました。 |
厳島神社(満潮ではなく潮がかなり引いていました)
青海島は絶景でお勧めです
青海島で食べた海鮮丼
2007年夏に再び東北へ |
決して東北地方が特別に好きで好きで・・・、とう訳ではないのですが、何故か私に取って東北地方には足が向きやすい様です。景色も人間性も食事も合っているのでしょうか?。十和田湖にも何度も行っていますし竜飛岬も私のお気に入りの場所で何度も足を運んでおります。 前年に続けてこの年も北に向かいました。8月の盆休みを利用してのドライブです。今度は高速をフル活用させていただきました。車中泊にもSAやPAは便利ですし。 盆前の仕事を取り合えず終えてから夕方6時前に自宅を出発。金沢から東北に向かうには、日本海側沿いに高速が真っ直ぐ延びていないため、一旦は新潟から磐越道経由で東北道に入る大回りなコースを取るしかありません。この日はこの磐越道の磐梯山SAで車中泊でした。 翌朝、かなり早く行動を開始しましたけど東北道の渋滞は避けられませんでした。秋田県鹿角市内で宿泊。ここには妻の親戚があり、自由に宿泊させてくれるのでいつも東北旅行の際には拠点として重宝させてもらっております。車中泊ばかりではどうしても時々は柔らかい布団で眠りたくもなりますし。 翌日は八甲田山経由で青森を経由して下北半島に向かい恐山を見学しました。恐山到着の時間はもう夕暮れ近くであり、霊気が漂っていると言われる聖地の中を歩くのは、やはり徐々に日が暮れつつある時ではなく太陽が輝く日中の方が良い様です。既に観光客もまばらでちょっと薄気味悪い様な気持ちにもなりました。 その夜は鎌の様な形をした下北半島のその刃の先端辺りにある「わきのさわ」という道の駅で車中泊。夜中に蛾が何十匹も車の中に入ってきて大変でした。 |
霊気が漂う恐山は神秘的でした |
蛾と格闘した長い一夜が明け、まずは早朝の仏ヶ浦で深呼吸。 仏ヶ浦というとまず連想するのは水上勉氏の小説「飢餓海峡」です。殺人事件の舞台となったこの海岸の景観は正に小説から連想していたのと全く同じものでした。早朝だったので観光船もまだ出ていませんでしたが海も透明で険しい岩々が絶景でした。 9時過ぎには本州最北端である「大間崎」に到着。マグロが旨い事で有名なのですが、生憎と貧乏旅行には本マグロなどという贅沢は許されず後ろ髪を引かれながらすぐに出発です。そしてこの日は再び鹿角市内の親戚の家に宿泊させてもらいました。 翌日は十和田・奥入瀬を観光(何度来ても素晴らしいです)しながら三陸海岸沿いに南下。北山崎の絶景に感激し、この日は田老(たろうと呼びます)という道の駅で車中泊。 その翌日は浄土ヶ浜・遠野市・碁石海岸等を観光しながら道の駅「上品の里」で車中泊。コンビニも入浴施設もある道の駅は貧乏ドライブの私には大助かりです。 翌日は松島で観光船に乗り山形県に入って蔵王へ。しかし雲が厚くて有名な蔵王の「お釜」は辺り一面真っ白状態で全く見る事ができずすぐにUターン。雨も降り出しましたし・・・。 月山や湯殿山を経由して日本海側に戻り、そこからは金沢に戻るのに南下。日本海東北自動車道に入り「豊栄PA」にて車中泊しました。 最終日はただ帰宅のための走行のみ。ずっと高速だったので昼前には金沢着。走行距離2715キロのロングドライブでした。 |
2009年5月は四国一周ドライブ |
総延長1722.9キロの車中泊3泊のドライブです。ゴールデンウイークという事もあって渋滞・渋滞・渋滞で酷い目に遭ったドライブでした。 仕事を早めに切り上げて夕方4時に金沢を出発。実のところこの出発時点では行き先を全く決めておらず、取り合えず北陸道を南下して名神へ。中国地方方向か紀伊半島方向に向かおうかと最後まで迷った挙げ句、結局は四国に目的地を決めて吹田から明石海峡大橋を渡って淡路島の「淡路SA」で車中泊です。私の場合はこの様に出発時点で行き先を全く決めていないことが多いのですね。 明石海峡大橋の夜景が綺麗なサービスエリアでした。観覧車もありますし真正面は神戸の夜景です。でも真夜中でも車が出入りが激しく、車を駐めた場所が売店の真正面近くということもあって車中泊には少しうるさすぎた感じです。 朝7時に淡路SAを出発し、鳴門海峡大橋を渡って四国入り。高松市内の栗林公園を観光して昼食は当然ながら讃岐うどん。金比羅さんは大渋滞で進むも戻るもできない状態で、結局は諦めて大歩危小歩危の渓流だけを慌ただしく観光して先に向かいました。 高知といえば坂本龍馬の桂浜でしょう。でも桂浜に向かう道は大渋滞で全く進まずまたも諦めてUターン。でも高知県内の道の駅「あぐり窪川」で食べたカツオは美味。さすが地元。この日は「ビオスおおがた」という道の駅で車中泊しました。 翌日は曇り空を心配しながら早朝5時過ぎから行動を開始。7時前には足摺岬に着きました。その後は四国の西側を北上して愛媛県に入り、高速に入って瀬戸大橋経由で岡山県へ。車中泊は「瀬戸PA」です。 最終日はこのまま真っ直ぐ帰宅すれば楽だったのですが、何故か急に最近全通したばかりの東海北陸道を通りたくなり、名神の米原で北陸道に入ることなく岐阜県まで東行。そして東海北陸道の「ひるがの高原SA」を先頭とする大渋滞で酷い目にあって何とか金沢に帰り着きました。自業自得です。 |
足摺岬と中浜万次郎像
2009年8月はまたも東北へドライブ |
車中泊3泊、そして親戚の家で布団で寝たのが2泊の計5泊のドライブでした。 東北は何度も足を運んでいるのですが、この時にはいつもただ通過するばかりだった八幡平をゆっくり観光し、弘前や五所川原・青森の三種類のねぶたを見たりして過ごしました。ねぶたは、祭りの時以外はずっと展示されており、この三つの町でのねぶたがそれぞれ違う事は初めて知りました。 角館もいつも近くを通過しながらゆっくり観光をした事の無い町。この時には風情ある街中をゆっくり観光させていただきました。 2007年のドライブの際には雲が多くて観光できなかった蔵王のお釜を経由し、会津若松経由で金沢に戻りました。 |
蔵王のお釜
2011年夏には南九州へ |
九州、それも南九州となれば、仕事を持っている身とすれば日程的に金沢から車で行くのは断念せざるを得ません。よって8月の盆休みを使ってのこのドライブは愛車ではなくレンタカー(日産マーチ)を使ったものとなりました。そしてこのドライブは過去の私の方針には反して宿泊だけは事前予約済みというもの。まあ愛車アルファードの様に自由気ままに車中泊ができない以上は仕方がありません。 レンタカーを借りる熊本までは開通して間もない九州新幹線で。午後1時過ぎに到着した熊本駅前で予約してあった車に乗り、向かう方向は宮崎県の高千穂でした。 生憎と熊本着とほぼ同時に雨が降り始め、熊本県と宮崎県との県境の峠辺りでは土砂降りといった感じのゲリラ豪雨。すれ違う車も全く無く、見知らぬ山の中でだんだん日は暮れてくるし心細い思いをして走りました。 高千穂着時点ではほぼ雨も小やみとなり、傘を差しながら高千穂峡の渓谷美を満喫して宿に到着。そして夕食後に夜神楽も見学させていただきました。高千穂は神秘的で神々しいところでした。 普段の行いのせいなのか翌日も小雨。高千穂から日南海岸に向かい、青島の辺りでようやく青空が出てきました。鵜戸神宮を見た後で都井岬まで足を伸ばしたかったのですが時間的に無理とわかり断念。都井岬は以前に行った際に野生の馬などがいて景色も最高だったのを覚えております。 飫肥城を観光しこの日の宿泊は霧島温泉。霧島の山中に入ったとたんにまたゲリラ豪雨といった感じの凄い雨に降られ、また日も暮れていないのにライトを点灯してワイパーを最速にして何とか旅館に到着しました。 翌日は雨も上がっていたので霧島神宮を参拝した後は鹿児島へ。鹿児島市の城山展望台から見た桜島は生憎と雲の中でしたが雄大な山麓はなかなかの景観。 知覧の特攻平和会館で若い特攻隊員達の手紙を見て涙し、そして知覧の武家屋敷を観光し、この日の最後の観光は池田湖と長崎鼻。残念ながら開聞岳も頂上辺りが雲の中に隠れていました。 本州最南端の鉄道の駅として知られている【西大山駅】を経由してこの日の宿泊は指宿温泉。砂風呂が快適でした。十分程度で汗だくになります、と言われながら30分も入っていましたがまだまだ大丈夫・・・。暑さに弱い体質のはずなのですがね・・・。 最終日は帰宅するだけの日。鹿児島まで走行して鹿児島中央駅の前のレンタカー会社に車を返し、後は新幹線で帰宅です。 いつも無計画なドライブばかりで、この様に予定が事前に決められているドライブはあまり好きでは無かったのですが、でも毎晩風呂に入れて布団に眠れる幸せを実感しました。車中泊も良いですが、この様なドライブも捨てがたいですね。 |
高千穂峡
西大山駅は日本最南端の駅です
沖縄本島3泊4日のドライブ |
2012年のゴールデンウイークを使った沖縄本島ドライブです。当然にレンタカーを使ったもので宿泊も事前に旅行会社で予約済みというものですが、でも宿泊場所以外はどのコースで観光しようと自由なのがまだ救いです。 沖縄には何度か来ているものの、石垣島や西表島といった八重山諸島が中心であり、沖縄本島は南側の【ひめゆりの塔】とか【首里城】等の那覇周辺しか観光した事はなく、よってこのドライブは那覇より北側をドライブする目的でスタートしました。レンタカーは当然に那覇空港からです。 小松空港を午前の便で出発し那覇空港には昼前に到着。空港で沖縄ソバでの昼食を済ませ、レンタカーは小回りのきくヴィッツでした。 高速を空港から終点の許田まで走行し、そこからは一般道で【美ら海水族館】や【今帰仁城跡】を観光。この日の宿泊はいつもの貧乏ドライブとは相反する恩納村のリッチなリゾートホテルでした。 沖縄二日目はひたすら本島を北上。まずは本島最北端の【辺戸岬】にまで行きました。海の向こうに見える与論島は鹿児島県です。 辺戸岬の後は【大石林山】や【茅打バンタ】を経由して南下。沖縄本島最大の滝である【比地大滝】までは車を降りて片道約40分程度のトレッキングで往復。【古宇利島】を回って後はわざと大回りして基地移転が騒がれている辺野古の米軍基地を回り、宿泊は前夜と同じ恩納村のリゾートホテルです。 |
辺戸岬は沖縄本島の最北端です
沖縄本島最大の滝【比地大滝】
古宇利大橋
沖縄ドライブ三日目は天気がやや悪化して曇り空・・・。 【万座毛】から【残波岬】を観光し、嘉手納の米軍基地を道の駅の展望台から遠望。東岸の海中道路を通って【平安座島】【宮城島】【伊計島】を通過。昼食後に浜比嘉大橋を通って【浜比嘉島】を往復といったコースで走りました。 わざと普天間を経由してあまりにも住宅地に接近した米軍基地の存在に怒りを感じながら南に下り【玉泉洞】で鍾乳洞を観光。この日の宿泊は那覇市内でした。もちろん夕食は国際通りで済ませました。 沖縄最終日は【斎場御獄】【旧海軍司令部壕】【識名園】を観光し、昼過ぎにレンタカーを返却して3時過ぎの小松便で帰宅。 とにかく沖縄ではまだ戦争は終わっていないな、というのが実感でした。 |
2014年夏は尾瀬と関東周辺の滝めぐりドライブ |
「夏が来れば思い出す~」の尾瀬は、私の住む金沢からも割合に距離的に近い場所にありながらもなかなか行く機会の無かった場所。そして2014年8月の盆休みを利用してようやく行くことができました。 今回は尾瀬から北関東の滝巡りもドライブコースに入れました。東京に十年以上も住んでいて、そして車も持っていながらも、何故か関東周辺の滝は【華厳滝】と【白糸の滝】を除いては滝などには全く足を運んでいないので、今回は尾瀬と一緒に観光予定のコースとして組み入れたものです。 金沢出発は仕事を終えた後の夕方6時。関越道の越後川口SAがこの夜の車中泊場所でした。アルファードだと車中泊でもエアマットを敷くことで大人二人の就寝が何とか可能です。 翌朝に念願の尾瀬へ。観光シーズン中の尾瀬は、鳩待峠までのマイカー乗り入れは禁止されており、よって戸倉の駐車場に車を置いて乗り合いタクシーで鳩待峠に向かう事となります。 朝7時には戸倉に到着し、8時には標高1591メートルの鳩待峠よりウオーキングを開始。まずは3キロ強の距離の下り坂を標高差で約200メートル程度下り、【山の鼻】から尾瀬ヶ原のスタートです。 尾瀬は天気も良く最高。日本百名山の【至仏山】【燧ヶ岳】がクッキリ青空に映えて絶景。尾瀬ヶ原の木道を光景を楽しみながらブラブラと歩き、群馬県から福島県の県境も越えて【見晴】まで往復しました。尾瀬沼までの往復は時間的にちょっと無理と判断して諦めです。 |
尾瀬の絶景
尾瀬観光の後はすぐ近くにある【吹割の滝】を観光。群馬県沼田市にあるこの滝は迫力満点でした。普通の滝の様に上から水が落ちてくるのを下から見るといったものではなく、川床が割れてそこから水が流れ出ているといった感じの滝でした。そして鮎の塩焼きも美味でした。ビールに合うのだろうなと思いながら必死に我慢我慢・・・。 この夜の車中泊は沼田市内の道の駅「白沢」。過去に行った道の駅の中では設備的には最高のレベルの場所でした。温泉入浴にプラスしてレストランでビールも満喫・・・。車中泊には理想的な道の駅でしょう。 翌日はロマンチック街道を走行して栃木県に入り【湯滝】【竜頭の滝】と観光し日光に出ました。。 【華厳滝】は十歳代の時にバイクでの単独ツーリングで来て以来です。あまりにも有名すぎて観光する気にもなれなかった名瀑ですが、それでも数十年ぶりに来たこの滝はやはり見事なものでした。そして日光名物の湯葉で昼食を食べた後は坑道が観光化された【足尾銅山】へ。 足尾銅山では、坑道に入る時には晴れていたのに、出たら激しい雨に降られてしまいガッカリ。天気は悪化しつつある様です。 その後は一気に北関東を東に進んで茨城県に入り、日本三大名瀑の一つである【袋田の滝】を観光。さすが迫力がありました。 当初の予定では、この後は北上して福島県に抜けて会津を経由して金沢に戻るはずだったのですが、天候が急に悪化しつつあり、翌日は関東も東北方面も雨予報との事で急きょ予定を変更。やや予報が良かった反対方向である静岡県方向に車の向きを変更しました。自由気ままなドライブというのはこの様な自由がききます。 盆休みの期間ですから東京方向は上りの渋滞が予想され、よって茨城県から静岡県に向かうには東京を大きく迂回するルート、つまりこの年に全通したばかりの常磐道から北関東自動車道、東北道、関越道、圏央道と関東を大回りするルートを取って厚木で東名に入りました。そして東名の中井PAで車中泊。残念ながらこの夜は入浴無しです。 |
吹割の滝
袋田の滝の迫力
翌日も天気は今一つ・・・。雨こそ落ちていないものの、いつ降ってきてもおかしくはない状態。天気が悪いといくら直接雨に濡れないドライブであっても気分が落ち込みます。 真っ直ぐに金沢に戻るにはまだ休みも残っているという事で、取り合えず富士山と共に世界遺産になったばかりの三保の松原を観光し、雲がかかって何も見えない日本平はすぐに退散して【白糸の滝】で観光です。 東京に住んでいた頃から何度も訪れたこの【白糸の滝】と【音止の滝】。久しぶりのこの滝を観光していたら急に天候も回復。世界遺産となった富士山もようやく自分の姿を誇る様に顔を見せてくれて気分もやや上昇。でも観光したかった鳴沢の氷穴は大渋滞で断念。 あとはもう帰るだけであり、この日は一旦甲府に出て金沢に戻るコースで20号線を西に進む事となります。そしてまたも雨雲が広がって怖れていた雨が落ち始めました。 この日は長野県と山梨県の県境近くにある【信州蔦木宿】という道の駅で入浴と夕食。この温泉もなかなかの設備。露天風呂でドライブの疲れも吹き飛びます。 車中泊はここから更に一時間程度北上した塩尻市内にある【小坂田公園】という道の駅。到着時から翌朝の出発時までずっと激しい雨が降り続いていました。 翌日は松本に出て安房峠経由で金沢に帰宅。午後3時前に帰宅したものの、やはり雨の中のドライブは疲れも倍加しますね。 |
セダンで車中泊は無理だと改めて実感 2016年ゴールデンウイークの山陰一人ドライブ |
ライトエースワゴン・エスティマ・そしてアルファードと、ワンボックス系の車ばかり乗り続けてきた私ですが、2014年には仕事上の都合などもあって初めて4ドアセダン車(SAI)に乗ることとなりました。 よって車中泊を伴う様なドライブはしばらくは封印していたのですが、でも季節が良くなるとやはりハンドルを握って遠くに向かいたいという願望は抑えられず、2016年のゴールデンウイークにはついにこの無謀なドライブに出発することとなりました。目的地も決めていないいつもの様な行き当たりばったりのドライブでしたが、取り合えず毛布一枚を積んだだけで山陰に向かいました。 これは週間天気予報を見て決めたもので山陰地方の予報が一番良かったからです。 |
9時前に自宅を出発したものの、一時間後には全く動かない福井県内の高速道路内で出発したことを後悔していました。自然渋滞ではなく事故による渋滞だったのですが、何しろトンネルの中で一時間以上も停車したままというのはかなりイライラしてしまいます。南条SAから敦賀ICのわずかな距離を抜けるのに2時間近くを要しました。 |
渋滞を抜けたあとはスムーズでした。開通したばかりの舞鶴若狭道を抜けて京都府から兵庫県に入り北近畿豊岡自動車道を通って八鹿氷ノ山ICからは一般道の9号線を西に向かいます。 |
この日は544.5キロを走行して島根県出雲市にある「きらら多伎」という道の駅で車中泊。夜9時前に到着してシートを倒して寝た訳ですが、やはりセダン車で車中泊をしようというのが如何に無謀なことなのかを実感しました。おまけに毛布一枚では寒くてたまらず、結局は朝までほとんど眠れず夜明けを待っていたという訳です。 |
翌日は出雲大社に行った訳ですが、縁結びの神様に私が今更お願いする意味もありませんので境内をブラブラ歩いただけです。 出雲大社よりも私は旧国鉄の大社駅に魅力を感じました。1992年に廃線されて今は旧駅舎だけが建っている訳ですが、多くの参拝者を運んだこの駅は東京からの直通列車も運行されていただけあって堂々とした風格でした。 |
青空に映える宍道湖に面した松江は実に魅力的な美しい街です。松江城周辺をブラブラ歩きましたが、何時間でも居たくなるような良い街でした。でもその割にはゴールデンウイークの最中だというのに観光客が意外に少なく感じてしまいました。 |
観光地ではないのですが、時間があってちょっと足を延ばした島根原発でたまたま広報の方とお話しする機会がありました。島根原発は県庁所在地に立地する唯一の原発であり、もし万が一のことが起こりでもしたら、松江市そのものを捨てざるを得なくなるのではないかという怖ろしさを改めて実感しました。こんな施設が無防備に朝鮮半島に向かって建っているのですね。 |
前夜の半徹夜で懲りていたこともあり、ダメモトで松江駅近くのホテルに当たってみたらたまたまシングル一室に空きがあって助かりました。ゴールデンウイークの真っ最中だから絶対ダメだと思っていました。 この夜は身体を伸ばして熟眠できました。 そして翌日は松江から境港に向かいました。 |
ご存じのとおり境港は水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な地で、駅から近い駐車場に車を置いて「水木しげるロード」と言われている通りをブラブラ歩いて楽しみました。 水木しげる記念館は朝が早かったのでまだオープンしていませんでしたが、街の通りのあちこちに置いてある鬼太郎やネズミ男・ネコ娘などの像を拝見させていただきました。 |
山陰本線の餘部(あまるべ)橋梁の事故は昭和61年ですから私も記憶に残っています。日本海の突風にあおられた列車が橋から転落して真下の工場や家を破壊したという凄い事故で、真下の工場で働いていた方も含めて何人もの方がお亡くなりになられました。今は橋も架け替えられ、慰霊碑が建っています。そして下には「道の駅あまるべ」、そして鉄橋は「空の駅」となって観光地化されています。 (餘部は「余部」と書いてあるところもあります) この地を観光してから金沢に戻りました。 |
2016年夏には世界遺産の白神山地などへ四泊五日のドライブ |
4ドアセダンでの車中泊には懲りていたので、この時には最初から民泊を予定しての旅でした。このドライブには妻も同行です。 車中泊ドライブではないのであまり紹介する内容でもないのですが、天候にも恵まれてまずまずの旅でした。 この時には単なるドライブだけではなく岩木山登山も兼ねていました。岩木山はリフトで9合目までは上がれますので比較的登りやすい山なのですが、私たちはリフトを使わず登山道を使いました。 少し息が切れましたが、その分頂上からの光景は最高でした。 |
下山した後は津軽半島へのドライブです。竜飛岬までは何度も足を延ばしている私なのですが、何故か途中の十三湖には寄ったことは無く、この日は湖越しに、今登ってきたばかりの岩木山の絶景を満喫しました。 |
翌日は世界遺産の白神山地行きです。能代から海岸線を北上して最初に向かったのは白神山地のメインである十二湖(前日の十三湖よりマイナス1)です。有名な青池をはじめとして色々な池を順に回る観光歩道が整備されており、一時間ちょっと散策コースをブラブラして森林浴をしてきました。 その後に向かった千畳敷でしたが、さすがに夏休みということもあって大混雑で車の駐車場所にも苦労する状態でした。 そして更に北に向かい、「白神の森」というブナの森の中にあるトレッキングコースを約2時間歩き、白神山地の中のホンの一部分だけに触れてきました。白神山地の中は本格的な登山装備も必要らしく、また熊も多いのでドライブの途中でちょっと寄り道という訳にはいかないので、このトレッキングコース程度で我慢せざるを得ません。 |
翌日以降は雪の多さで有名な酸ヶ湯や八甲田などを回り、最後は日本海に沿って南下して鳥海山(鉾立の登山口まで)を経由して酒田に泊まってからの帰宅となりました。 |
2017年秋の佐渡一周ドライブ |
佐渡には以前にも来たことはありますが、観光バスによるお仕着せの観光コースをガイドさんの案内で回っただけでしたし、できれば自分で運転をして北の一番突端の二ツ亀まで行ってみたいと思っていました。 そして2017年の10月にその夢も実現しました。 |
新潟市内に前泊して翌朝に島に渡り両津港に着きました。さすがに車はレンタカーを借りました。 |
以前にバスツアーで観光したところであっても自分の運転で改めて来てみれば新たな発見もあるものです。 佐渡の一日目は両津の近くにあるホテル泊です。 さすが米どころの新潟ですから日本酒が実に美味しかった・・・。 そして佐渡二日目は佐渡の北の突端、二つ亀を目指します。 私には未知の場所です。 |
佐渡の北側を時計回りにグルリと回り、トキの森公園などを回った後は大佐渡スカイラインを抜けて(標高942メートルからの絶景は見事でした)相川に向かいました。 佐渡二日目の宿泊はこの相川です。 ホテルに行く前に北沢浮遊選鉱場に行ったのですが、これは私も最初は観光候補の予定地には入れてはいなかった場所で、実に情けない話なのですがNHKの「ブラタモリ」でその存在を知ったというところです。 |
佐渡最終日は島の南部です。でも宿根木も小木港のたらい船もゴールドパークも既に以前に観光済だったことから、この日はレンタカーを小木港に返して帰るだけです。 帰りは両津港ではなく小木港から直江津港に出ました。新幹線で金沢には夕方4時過ぎに到着です。 |