片山豊樹です。 |
2012年の10月には函館へ |
仙台での仕事が終わるのはちょうど連休の前日。よって最初から仙台の仕事の後で一人で函館まで足を伸ばす事は計画済みでした。JRの乗車券も最初から金沢から函館までの往復切符。仕事を行う仙台は途中下車扱いという事です。 仙台での二泊に渡る仕事を終えて翌朝は東北新幹線で新幹線で新青森へ。鉄道に乗る事自体が好きでたまらない私ですから、この函館行きは開通したばかりの東北新幹線の盛岡~新青森間を乗車する目的、そして青函トンネルを昼に抜けるといった目的もありました。青函トンネルは何度か通っていましたが、いつも夜行での通過でしたので、昼に「特急白鳥」で長大なトンネルを抜けるのも楽しみだった訳です。 しかしトンネルというのは入るまでがドキドキして楽しいですけど入ってしまったら全く面白味はありませんね。目的の青函トンネルに入る前にいくつかのトンネルを抜けるのですが、その度に「これが青函トンネルか?」と興奮してしまいました。そしていつの間にか青函トンネルに突入です。 青函トンネルの竜飛側入口の脇に小さな公園風の空き地があり、ここには竜飛岬にドライブに来る度に何度か来た事があるのですが、その場所を窓から確認する間もなくアッという間にトンネルに入ってしまいました。そして入ってしまったら後はただ真っ暗な中・・・。ただただやたらに長いだけでその他のトンネルと何ら変わるところはありません。 函館には昼過ぎに到着しました。到着してすぐに行う事は、まずは駅の中にある観光案内所に行って路面電車と市バスのフリー乗車券の購入。二日間乗り放題で千七百円はお得。そして昼食は当然ながら駅近くにある朝市で海鮮丼です。 |
函館の昼食は海鮮丼で決まり!
函館市内の周遊にはフリー乗車券がお得
市電・バス乗り放題で二日間で千七百円です
市電は観光の足となりました
函館は異国情緒たっぷり
昼食で満足した後はいよいよ函館観光のスタート。邪魔な荷物はコインロッカーに放り込んで身軽になって路面電車で外人墓地や元町地区に向かいました。 函館は坂の町・・・。元町地区は異国情緒溢れた建物が並んでいて町をブラブラとウオーキングしているだけで充分に楽しい・・・。赤レンガ倉庫から青函連絡船の「摩周丸」の中まで見て一旦は駅前のホテルにチェックインしました。 メインの函館山行きのバスは夜6時以降しか発着しておらず、ホテルで少し時間調整です。そして路線バスで函館山に上がって暮れゆく函館市内の絶景を楽しみました。 |
函館山から見た夜景です
でも10月の函館はかなり寒かった・・・
夕食は函館山を下りてから市内の居酒屋で・・・。10月の函館山はもう涼しさを通り越して寒く、山を下りてからはまず熱燗で身体を温めないと・・・。 この居酒屋は大当たりでした。店員(男性)が実に親切な人で、遠いところからようこそ、といった感じで、注文してもいない料理をどんどん出してくれます。もちろん無料サービスです。こんな店に出会うと嬉しくなりますね。料金も良心的でした。駅から歩いて5~6分の店です。もし店員が店長に内緒でサービスをしてくれていたのだったら差し障りがありますので店名は敢えて書きません。 翌日はバスでトラピスチヌ修道院へ。宗教に全く無縁な罰当たりの私でも神々しい雰囲気には心を洗われる様な気がしました。但しバスの便が少なく、帰りのバスを待つのに時間潰しに苦労しました。 |
トラピスチヌ修道院
二日目も昼食は海鮮丼でした
待ちに待ってようやく来たバスで函館市内に戻り、その後は前日に続いて函館駅近くの朝市で昼食を食べました。この機会に海鮮丼を食べておかないと今度いつ食べられるか分かりませんし・・・。 昼食の後は立待岬に行って石川啄木の碑を見学し、市内に戻ってからは五稜郭等の観光。夜は再び元町を歩いてライトアップされた神秘的な町を観光しました。倉庫街のライトアップが最高でした。 |
函館はやはり夜が素晴らしいですね
全ての観光を終えて函館最後の夕食はちょっと贅沢に駅前の寿司屋で。 さすがに烏賊が美味しかった・・・。でもちょっと予算オーバー・・・。 食事の後はJRのブルートレイン「北斗星」で帰宅です。 青函トンネルは熱燗の酔いで早々と寝てしまっていて全く気付きませんでした。 |
2013年秋は山陽路をブラブラ独り旅 |
広島には何度も行っていますがその周辺はいつも素通り。 仕事となると点から点の移動しかしていませんし、車での観光だとどうしても腰を落ち着けてじっくり観光するという事にはならず有名な観光地だけを見て回るだけといった事にもなります。 よってこの時は思い切って仕事を終えた後を全部観光に充てて計画をしました。もちろん車ではなく公共交通機関を使ってのものですし、有り余る時間をゆっくり使って観光をしました。ちょうど連休前に広島に行く仕事が入って実にラッキーでした。 新幹線で広島着は昼過ぎ。昼食は当然に広島に敬意を表して広島風お好み焼きです。そしてその日は岩国にまで足を伸ばしました。そして翌日からは仕事(会合ですが)で観光は無しです。 |
焼きそばが入った広島風お好み焼きはボリュームたっぷり
錦帯橋は岩国の名所です
この橋を渡って岩国城跡まで行ってきました
広島の居酒屋での夕食です
刺身一人前がこのボリュームで980円はお得!
仕事(会合)も終え、さあその後はいよいよ観光のスタートです。 朝8時過ぎの新幹線で連泊していた広島を後にして尾道へ。尾道は昔から数々の映画の舞台にもなり、最近ではNHKの朝ドラの舞台にもなった坂の町です。一度は行ってみたいと思っていた町ですので、今回の広島での仕事が絶好の機会となりました。 ロープウェイで千光寺に上がった景色は絶景でした。 昼食はもちろん有名な尾道ラーメンです。 |
千光寺山ロープウェイと尾道の町
千光寺山から見た尾道市街
(下の写真も同じです)
鼓岩(つつみいわ)
NHKの朝ドラ(確か「てっぱん」?)のオープニング
で使われた岩で「ポンポン岩」とも呼ばれています
叩くとホントにポンポンと音がします
尾道ラーメンは醤油味に豚の背脂が入った濃厚な味でした
昼食の後はJRの山陽線各駅停車で福山へ。そして福山からはバスで鞆の浦に出ました。 鞆の浦は坂本龍馬の寄港でも有名なところです。町並みや港のレトロな光景に満足しました。 鞆の浦観光の後は再びバスで福山に戻り、山陽線で倉敷に出てその日は倉敷泊まりです。 |
レトロな光景の鞆の浦
倉敷の居酒屋で一杯やった翌日は午前中一杯レトロな町並みを散策。 芸術音痴の私でも大原美術館の展示品の数々には感動しましたし、何時間居ても退屈しない倉敷の町の素晴らしい景観には満足しましたが、この日は旅の最終日。 後ろ髪を引かれる思いで倉敷を後にしました。 倉敷の後は岡山へ。もちろん日本三名園の一つである後楽園の観光であり、この旅の最後の観光地です。 |
倉敷の町は退屈しません
日本三名園の一つである後楽園
後楽園の中で頂いた「きびだんご」
桃太郎の童話は岡山が舞台なのですね
後楽園はとにかく広かった・・・。 どうしても同じ日本三名園である私の地元の金沢の兼六園と比べてしまいます。 兼六園と同じように公園のすぐ横に城があります。 確かに名園と言われるだけのことはありますし実に美しく整備もされた公園でした。 でも所詮は地元びいきでしかないのですが、私は兼六園の方に軍配をあげました。 もちろん後楽園の方が良いという方も多いのでしょうね。 後楽園観光の後は夕方の新幹線で金沢に帰りました。 |
2017年の春は秋山兄弟と竜馬の世界を求めて一人旅 |
司馬遼太郎の「坂の上の雲」、そして「竜馬がゆく」は私の愛読書の一つでしたから「坂の上の雲」の秋山好古・秋山真之の兄弟が育った四国松山、そして龍馬の故郷の高知は以前から一度は行きたかった場所でした。 確定申告も終わった翌日の2017年の3月16日、ようやくその念願が叶い、憧れだった松山高知を訪ねることができました。もちろん同行者などは無く私だけの四泊五日の一人旅です。 金沢から四国は遠かった。8時過ぎのサンダーバードで出発して新大阪からは新幹線に乗り継ぎ岡山に向かうはずが、新幹線が架線トラブルとかでダイヤが大きく乱れていてスタートから大波乱。 何とか岡山にたどり着いて「特急しおかぜ」で四国に向かいます。松山には3時半ちょっと前に着きました。そしてこの日は道後宿泊です。 (道後温泉とはいっても高い温泉旅館ではなく安い旅館に二泊です) |
松山市内は路面電車も走っていて魅力的な街でした。正岡子規の生家を復元した子規堂という施設や子規記念博物館などもあり、街全体から文化を感じました。 |
松山に二泊した後は高知に向かいます。9時過ぎの「しおかぜ」で多度津まで行って乗り換え、途中琴平で途中下車して金毘羅山に寄り道してから高知には夕方5時前に着きました。 高知に向かう土讃線はまだ電化もされておらず単線の線路をディーゼルカーが走るというローカル線でした。国鉄時代は土讃本線と幹線扱いされていたこの路線も、1988年の民営化以降は土讃線と「本」の文字が消されてしまい、県庁所在地に向かう路線にしては少々扱いが冷たすぎるかなと感じてしまいます。 松山に向かう予讃線も単線でしたし、やはりJR四国は本州のJR各社に比べて苦戦しているようです。 |
高知でも二泊しました。はりまや橋近くにあるホテルに泊まり、日中は市内を歩き回り、夜は居酒屋で地酒の「みなみ」や「船中八策」を飲みながら名物のカツオを頂きました。 |
松山二泊、高知二泊の旅を終え、最終日は金沢に戻るだけの日です。9時過ぎのディーゼル特急「南風」で岡山に出て、新幹線・北陸線と乗り継いで金沢には夕方4時半の到着でした。 |