片山豊樹です。 ドライブや旅行を趣味としているため、1994年に行った北海道一周の単独車中泊14泊15日のドライブを筆頭に、今までに日本全国各地を回らせていただきました。 車中泊を中心としたドライブや独り旅などは別ページで簡単に紹介させていただきましたが、妻も私以上に旅行好きなため、夫婦二人での旅行も頻繁に日常的に行っております。 その様な旅はスケジュールもあまり自由がきかず面白味も無いのですが、でも想い出に残るものも数多くありました。 そんな中で3泊以上のもののホンの一部をご披露させていただきました。 何の参考にもならない単なる自己満足でしかないページですが、もしお時間があればご覧いただきたく存じます。 |
2007年6月 トワイライトエクスプレスでの北海道旅行 |
ブルートレインを代表する豪華列車といえばやはり大阪から札幌までの約1500キロを日本海に沿って北上するトワイライトエクスプレスでしょう。 元々鉄道ファンの私ですから、一度は乗ってみたかった憧れのこの豪華列車にようやく乗る事ができたのは2007年6月でした。単独行ではなく妻との旅行です。 私の住むところは石川県の金沢で、トワイライトエクスプレスは金沢駅を午後3時40分に発車します。 ワクワクドキドキといった気持ちで金沢駅ホームで待っていました。 |
トワイライトエクスプレスは金沢駅を3時40分に発車します
予約したコンパートメントはB個室です。 窓に垂直に並べた形で二つの椅子があり、この二つの椅子を倒すと下段ベッドとなります。 そして上のベッドを下に下げると二段ベッドとなります。 意外に狭いな、といったのが最初の実感でした。 日本の列車では珍しいコンパートメント(個室)は開放感がありませんし、何よりも窓が小さいので外の景色を楽しむには個室よりもサロンカーがお勧めです。 |
B個室内はかなり狭いです
サロンカーは空席を見つけるのが大変な位に混雑しています。 でもここは窓も大きく開放感たっぷり。 海側、つまり進行方向に向かって左側に全ての座席が向けられており、乗客の皆さんは日本海を見ながら旅を楽しむ事となります。 普通の列車とは全く違い、北アルプスの絶景など窓から楽しめる光景を車内放送で紹介したりと、正に観光列車といった感じです。 でも車内販売が全く無いのはちょっと不便でした。 食堂車の売店まで買いに行かなければならないのですね。 |
サロンカーは海側に向けて座席が配置されています
金沢を出て一時間もしないうちに列車は日本海沿いを走行します。 親不知の絶景は今は長いトンネルを抜けるために列車からは見る事ができませんが、それでも列車は日本海を見ながら北上していきます。 柏崎を過ぎてようやく日本海を離れて内陸に入ります。 少しづつ日が陰ってきました。 トワイライトという列車名らしい夕日を最後まで見て私たちもコンパートメントに戻ってそろそろ夕食です。 夕食は食堂車でのフレンチか金沢駅で積み込んだ会席弁当の選択となります。 車内販売で弁当を売りに来ませんし、また停車時間が短くて途中での駅弁購入もできませんからどうしてこの選択肢しかありません。 私たちは会席弁当(五千円)を予約していました。 夕食はチケット購入の際に一緒に予約購入することとなります。 |
豪華な会席弁当は5000円です(事前予約)
この五千円の会席弁当ですが、まあ確かに美味しいし上品。 でも値段からして駅弁の3〜5倍、コンビニ弁当の10倍美味しかったかと訊かれればNoと答えます。 金沢駅のコンビニで酒やつまみ類と一緒に買い込んで乗れば良かったと後悔しました。 知人が別の日にこの列車に乗って一万円のフレンチを食堂車で食べたと言っていましたが、やはり評価は同様でした。 車販で弁当販売があれば・・・。 |
新潟県の新津駅(新潟駅は通りません)に停車した後は翌朝の北海道の洞爺駅までノンストップとなります(もちろん運転停車はあります)。 外は既に真っ暗闇。駅に止まらないと列車が今どこを走っているのか全く分からなくなります。 こういう時には酒を飲んで酔っ払って寝るしかありません。 ベッドは身長181センチの私でも特に息苦しさは感じませんでした。 目覚まし時計を使って午前2時過ぎに起きたのは青函トンネル通過を見るため。でも眠い目を必死にこすって起きていた割にはトンネル通過というのは実に味気ないものです。ただ真っ暗で音が少し大きくなるだけで全く面白味はありません。 青函トンネルを抜けた時には空がやや白んできていました。でもさすがに眠くてダウン。函館での進行方向切り替えにも全く気付かず寝ていました。 (実際は函館駅ではなく五稜郭駅で折り返すらしいです) 洞爺を過ぎた辺りでようやく目覚めました。朝食は食堂車で。交代制になっていて私たちが指定されたのは最終組。朝食は洋食です。そして9時7分に列車は札幌駅に到着しました。 |
札幌から富良野へは【フラノラベンダーエクスプレス】
先頭車両は展望車になっていて展望抜群です
私に取りましたらこの旅行の目的はトワイライトエクスプレスに乗ることだけでしたから、札幌に到着した時点でもう大満足で旅行が終わった気分でした。 しかし旅行はようやく二日目に入ったところ。 鉄道には私ほどの興味も無い妻に取ってはここからがメインです。 この後は富良野に向かうこととなります。 札幌駅到着が9時7分、そして乗り継ぎの【フラノラベンダーエクスプレス】発車が9時15分。大慌てで荷物を抱えて地下道を走り抜けてようやく何とか間に合いました。 |
富良野のラベンダー畑(左)と夕暮れの阿寒湖(右)
富良野からはバス旅となります。 富良野から狩勝峠を抜けて阿寒湖畔のホテルで宿泊。 富良野の観光となると当然にラベンダーで有名な【ファーム富田】でしょう。 花には全く興味も無い私は「ラベンダーソフト」を食べただけで満足していました。 阿寒湖到着はもう夕方です。観光化されたアイヌの部落がホテルのすぐ近くにあり、夕食後にブラブラと散歩がてらに見てきました。 |
摩周湖は相変わらず神秘的な姿を見せてくれます
翌日も晴天。阿寒湖から摩周湖、屈斜路湖に硫黄山と回るのは道東の観光コースです。私は何度も来ていますが妻は初めてのコースでした。 摩周湖は私が訪れる時にはいつも晴れていて神秘的な姿を見せてくれます。「霧の摩周湖」を一度見てみたいものだと思っているのですが贅沢な望みなのでしょうね。私の友人などは3回も行って一度も湖面を見ることができなかったとぼやいていました。まあ普段の行いの違いでしょうか・・・。 |
硫黄山と屈斜路湖は定番の観光コースです
小清水原生花園も何度か来ております。 毎回知床連山の光景に感動しております。 ここは真冬にはどの様な光景を見せてくれるのでしょうか。 季節の良い時だけしか来ないで本当の北海道の厳しさは分かりませんね。 この美しい光景が牙をむいたときの姿を見る勇気はまだありません。 |
小清水原生花園駅は原生花園のすぐ横にあります
小清水原生花園から網走・北見を経由して層雲峡へ。 この日は層雲峡が宿泊地でした。 この地も何度も訪れているところですが、とても飽きてしまう様な光景ではありません。 そして翌日は旭川の【旭山動物園】を観光して帰りは旭川空港から飛行機で帰宅です。 |
【銀河の滝】と【流星の滝】は層雲峡のメインです
銀河の滝でエゾシカ発見!
平成26年(2014年)5月 生家を訪ねての積丹・小樽旅行 |
今は金沢に住んでいる私ですが、実は北海道の小樽市生まれです。 小学校一年生の一学期、つまり7月一杯まで小樽で育った私ですが、7歳まで住んだ小樽市の光景は50年以上経った今でも何となく覚えております。 そしてこの年はゴールデンウイークにこの懐かしい小樽を訪ねる旅行を計画しました。 私が幼少の頃に遊んだ町並みはどうなった?。 まだ記憶に残っている建物や町並みが少しでも残っていればと思い、積丹半島の観光も兼ねてこの旅行に出発をしました。 |
亡くなった父に手を引かれてよく散歩をした小樽の運河です
懐かしい倉庫街はすっかり観光地化されています
新千歳空港から小樽へは乗り換え無しで電車で一本。 札幌周辺は電車もバスも地下鉄も全て電子カードのSuicaが使えて実に便利です。 (実際、電車は使えてもバスは使えないところが多いのです) 小樽の駅はホームにランプなどが飾ってあって実にレトロな雰囲気。 7歳の幼児時代の記憶だけでも、ちゃんと小樽の駅から徒歩20分程度の花園町の生家までは辿り着けました。 懐かしい元我が家は今はアパートになっていましたが、斜め向かいの美容院は今も残っていましたし、何よりも毎日暗くなるまで遊んでいた広場が今もちゃんと残っていました。よく遊んだ神社も残っていましたし、毎日通った幼稚園は大きなお寺になっていました。 幼少時代はもっと道路も広かったし建物も大きく感じましたが、やはり幼児の目とは全く違った光景でした。 |
翌日は積丹半島の観光です。 私は北海道一周14泊15日の車中泊単独ドライブなども行っておりますが,何故か積丹半島は観光コースから漏らしてしまい、よってこの時が初めての観光でした。 島武意海岸の絶景、そして一年中強風が吹き荒れる神威岬の光景、どちらも素晴らしいものでした。 なお宿泊地の小樽のホテルに戻る途中、余市のニッカ工場を見学してウイスキーの試飲もさせてもらいました。 ここはNHK朝ドラの舞台になるらしいですね。 (平成26年10月〜「マッサン」) そして翌日は札幌で一泊。 仕事では何度も来た札幌ですが観光となると久しぶりです。 大通公園や羊ヶ丘等々を観光し、夕食はジンギスカンで北海道を満喫。 翌日の夕方の便で帰宅しました。 |